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 阪急電鉄は12/17にダイヤ改正を実施することを発表しました。快速急行の列車種別名称を「準特急」 に変更するほか、宝塚線・京都線での10両編成運転取りやめ、初代「京とれいん」の定期運転終了など大規模なダイヤ改正となります。

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快速急行が準特急に変更…

https://twitter.com/takewaniphoto/status/1580192075881988098

 今回のダイヤ改正において、「快速急行」の種別を「準特急」に変更します。また、2024年から京都線で座席指定サービスを開始します。対象種別は京都線の「特急」・「通勤特急」・「準特急」の3種別です。

 女性専用車両を設定する列車を全線で通勤特急に統一するほか、朝ラッシュ時における運行本数最適化と夜時間帯の減便・終電の繰り上げを行います。

宝塚線は通勤特急10両運転を取りやめ

【阪急】10両運用&準急&庄内退避他 - 平日朝ラッシュ

 現在平日朝ラッシュ時に10両編成で運行している通勤特急は全て8両編成とし、川西能勢口発6:39発通勤特急大阪梅田行を新たに設定します。なお、女性専用車両は8両編成の最後部(宝塚方)の車両に引き続き設定します。

 特急「日生エクスプレス」の運転時間帯を20分繰り上げ、大阪梅田発17:57から20分間隔での運転となります。最終列車は大阪梅田発20:17発から19:57発となります。能勢電鉄の普通列車は原則として川西能勢口~日生中央間の直通とし、山下駅で山下~妙見口間の折り返し列車に接続します。

 石橋阪大前における箕面線と宝塚本線(大阪梅田方面)の接続時間を現行よりも確保し、お乗換がしやすいようにします。なお、箕面発大阪梅田行の直通列車の運行をとりやめます。

 平日の夜間・深夜時間帯について、大阪梅田発の列車を21・22時台は10分間隔から12分間隔に、23時台は12分間隔から15分間隔にそれぞれ減便します。

 終電の時刻は以下の通りとします。なお、大阪梅田発雲雀丘花屋敷行と宝塚発川西能勢口行・池田行の終電は現行通りです。

発駅着駅現行種別現行改正後種別改正後
大阪梅田宝塚急行23時48分発急行23時45分発
宝塚大阪梅田普通23時34分発普通23時25分発
宝塚豊中普通23時34分発普通23時40分発
宝塚雲雀丘花屋敷普通24時26分発普通24時10分発(川西能勢口行)
石橋阪大前箕面普通24時07分発普通24時04分発

神戸線では朝ラッシュ時の特急への増結を取りやめ

https://twitter.com/WestJapan583/status/1580214809932730368

 神戸線では平日朝ラッシュ時に神戸三宮から10両編成で運行している新開地発特急大阪梅田ゆきについて神戸三宮駅での増結をとりやめて全区間8両編成で運行することとし、大阪梅田までの所要時間を短縮します。なお、神戸三宮発 通勤特急大阪梅田ゆきは、引き続き10両編成で運行します。

 宝塚発(今津線経由)準急大阪梅田ゆきの運転時間帯を約15分繰り上げて、宝塚6:46発から運行します。

 平日夜間・深夜時間帯については21・22時台の運行を10分間隔から12分間隔に、23時台の運行を10分~12分間隔から15分間隔にそれぞれ減便します。終電の運転時刻を以下の通りとします。

発駅着駅現行種別現行改正後種別改正後
大阪梅田神戸三宮急行24時00分発急行23時45分発
大阪梅田西宮北口普通24時09分発普通24時10分発
神戸三宮大阪梅田快速急行23時33分発準特急23時30分発
神戸三宮西宮北口普通24時20分発普通24時10分発
塚口伊丹普通24時00分発普通23時58分発
西宮北口宝塚普通24時20分発普通24時10分発
西宮北口今津普通24時08分発普通23時49分発
夙川甲陽園普通24時05分発普通23時50分発

京都線は10両運転取りやめ&初代「京とれいん」定期運行終了

https://twitter.com/k_metro1801/status/1580148420857106433

 平日朝夕ラッシュ時間帯において10両編成の運転を取りやめ8両編成での運転とします。運転本数を最適化し、一部列車の所要時間を短縮します。

 淡路駅に停車する準特急(現・ 快速急行)の運転本数を増やし、淡路駅および千里線・大阪メトロ堺筋線をご利用のお客様の利便性を向上します。なお、通勤特急の運転本数は朝ラッシュ時間帯(6~9時台)の上下各3本ずつ(上下合わせて6本/日)となります。早朝・深夜時間帯に運行されている快速の停車駅に西京極を追加して、列車種別を急行に変更します。

 平日の夜間・深夜時間帯の運転間隔について、大阪梅田発21・22時台の運転間隔を10分間隔から12分間隔にします。終電の運転時刻を以下の通り変更します。なお、大阪梅田発京都河原町行の終電は快速急行から急行に、京都河原町発大阪梅田行の終電は快速急行から準特急にそれぞれ種別が変わりますが始発駅の発車時刻は現行通りです。

発駅着駅現行種別現行改正後種別改正後
大阪梅田準急24時00分発急行23時45分発(京都河原町行)
大阪梅田高槻市普通24時10分発普通24時00分発
京都河原町普通24時15分発普通24時10分発
淡路北千里普通24時09分発普通24時02分発
関西私鉄の魅力 阪急の和モダン列車、京とれいん!6300系6354F

 また、土休日に運転されている快速特急A「京とれいん」の運転を取りやめ快速特急京とれいん雅洛」のみの運転(1日4往復)とします。6300系「京とれいん」の今後については未定です。