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 来春ダイヤ改正で房総特急も全車指定席化されることとなりました。これに伴い首都圏から遂に特急自由席が消滅となり、255系の去就が注目されています。

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房総特急、遂に全車指定席化

 JR東日本は房総方面の特急列車の自由席を廃止し、来春ダイヤ改正で全車指定席に変更すると発表しました。対象は以下の列車です。

  • 東京~銚子間などの「しおさい」
  • 東京~安房鴨川間などの「わかしお」
  • 東京~木更津・君津間の「さざなみ」
  • 臨時列車の「新宿わかしお」・「新宿さざなみ」

 今回の全車指定席化にあわせて、特急料金を「踊り子」や「あずさ」などと同様に変更します。駅やネット予約での購入時に適用する「事前料金」と、車内購入時に適用する割高な「車内料金」の2種類となり、「えきねっとチケットレスサービス」では通常価格では駅・窓口での購入時よりも100円引き(ダイヤ改正後6/30までは200円引き)で発売します。

 駅・窓口で事前に購入した場合の大人特急料金は、東京~千葉・蘇我間が760円(現行指定席料金(以下同)1050円)、東京~茂原・君津・成東間が1020円(現行1480円)、東京~銚子・安房鴨川間が1580円(現行1890円)となります。なお、車内で購入した場合は260円が加算されます。グリーン車を利用する場合は、事前料金から530円引きした額にグリーン料金を加算する形となります。

自由席廃止の代わりに座席未指定券を導入

 また、自由席がなくなる代わりに座席未指定券の制度を導入します。価格は指定席券と同じとなり、普通車指定席において乗車日と区間のみを指定し列車・座席を指定しないチケットとなります。座席未指定券を購入後、乗車前に限り乗車予定の列車に空席がある場合のみ指定席券売機やみどりの窓口において追加料金なしで座席を指定できます。

 座席を指定しなかった場合も空席があれば着席できますが、その座席の指定席券を所持した旅客が現れた場合、座席を譲る必要があります。満席の場合は着席できず、払い戻しもありません。

注目される255系の去就

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 今回のダイヤ改正で去就が注目されるのは255系でしょう。新型コロナウイルスの影響を本格的に受ける前の労組の資料によれば2023年までの使用と記述されていますが、果たしてどうなるのか注目が集まりますね。

 既に「しおさい」置き換えを見据えた動きなのかE259系の試運転が総武本線で実施済みですし、255系の活躍はそう長くないと思われます。