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 鉄道系Youtuberの一人として有名なひろき氏ですが、先日JRを使わずに日本縦断の旅が完結しました。今回の記事では九州内の移動ルートを検証していきたいと思います。

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今回の旅のルール

 今回の旅のルールは以下の通りです。

  • JR線、高速バス、長距離フェリーは使用禁止
  • ツイートのいいね数×5が旅の資金になる
    • 交通費は別途支給、翌日繰り越しあり
    • タクシーは自分の予算内で使用可能

初日は知覧観光から肥薩おれんじ鉄道で八代へ

【1日目】JRを使わずに日本縦断の旅!〜日本最南端の地を出発〜

 まず初日はバスでまず知覧へ向かい、知覧特攻平和会館を訪れ知覧の歴史や文化に触れました。昼食は丼丸で購入した海鮮丼を食した後、南薩鉄道記念館で昔の鉄道の歴史や加世田駅の跡地・蒸気機関車を見学していましたね。

 バスを乗り継いで伊集院駅に向かったのですが、ここでアクシデントに見舞われてしまいます。何と川内行のバスはロータリーに入らないことが判明し痛恨の2時間半待ちに。駅の観光センターで時間をつぶしたのち川内駅からは肥薩おれんじ鉄道で一気に八代駅まで向かいました。しかし、バスの乗り逃がしが影響したのか、この日は八代駅で終了。初日はネットカフェでの宿泊となりました。

2日目は一気に博多まで到達

【2日目】JRを使わずに日本縦断の旅!〜バス・私鉄・船を全て駆使〜

 2日目はまず八代を出発し松橋を経由してバスで熊本まで向かいました。熊本フェリーターミナルまで行くとここでこの度初のフェリーが登場、熊本島原フェリーで島原半島へと渡ります。島原港では時間があったのか、島原鉄道に乗車したのち島原城などを見学し、その後は三池港に向かうフェリーに乗車し大牟田駅に向かいました。

 もちろん乗ったのは西鉄大牟田線、残念ながら特急ですがロングシートでしたがスピードはかなりのもの。この後カプセルホテルに泊まることになり、もつ鍋を食しこの日の疲れを癒す格好になりました。

3日目で遂に九州脱出!

【3日目】JRを使わずに日本縦断の旅!〜九州脱出作戦!〜

 3日目はまず前日のホテルの最寄り駅となる中洲川端駅からスタートしました。地下鉄で貝塚駅へ向かい、ここから西鉄新宮駅へと向かいましたが、西鉄の電車はまもなく置き換えられる予定の600系となっていました。

 西鉄新宮駅からはバスでまず福間駅へ向かい、かしわそばとおにぎりを食していました。ここから城山峠を越えていくのかと思われましたが、コミュニティバスで福丸バス停へと向かったところここで博多~直方のバスがあることが発覚。

 苦労が無駄に終わりましたが、ここから直方駅へ向かい更に筑豊電気鉄道で一気に黒崎へ行き小倉駅まで到着。どう九州を脱出するのか注目されましたが、小倉~松山のフェリーは長距離フェリーに入っていないことが判明。鉄鍋餃子を食し満を持してフェリーに乗車、無事九州脱出を果たしました。

鹿児島方面に直接向かっていれば?

 知覧へ向かうバスもあるのは事実ですが、やはりルートとしては冗長だったかな…という印象があります。というのも、枕崎から一般道経由で鹿児島中央へ向かうバスがあるからです。これに乗ったらどうか?ということを考えてみます。

  • 枕崎 9:00→鹿児島中央駅 10:31
  • 鹿児島中央駅 10:37→鹿児島駅 10:49
  • 鹿児島駅前 11:00→川内駅 13:02 

 また、枕崎から伊集院へ向かうバスもありますが、これに乗った場合は以下のようになります。

  • 枕崎 9:10→伊集院駅 10:53
  • 伊集院駅前 11:53→川内駅 13:02

 どちらにしても何と昼過ぎには川内駅に到着できます。この後の乗り継ぎを見ていくと以下のようになります。

  • 川内駅 13:28→八代駅 15:58 肥薩おれんじ鉄道
  • 八代駅前 16:13→松橋産交 17:02
  • 松橋産交 17:40→熊本桜町ターミナル 18:32

 何と熊本まで余裕でこの日のうちに着いてしまいますが、フェリーの最終が早いためこの日は熊本で宿泊することになりそうです。この後も熊本から様々な展開が予想されますが、それについては後述します。

熊本から大分方面に向かっていたら?

 熊本からはフェリーで島原半島へ行っていましたが、大分方面へ向かっていたらどうでしょうか?大分方面には「やまびこ号」が運行されていますが、高速道路を通らないことからローカル路線バスの旅でも何度か登場していますし、恐らくこれも乗車可能でしょう。

  • 熊本桜町ターミナル 8:00→要町(大分駅) 11:53 やまびこ号
  • 大分駅前 12:30→第三埠頭入口 13:05
  • 第三埠頭入口から別府港へ徒歩数分

 別府港からは八幡浜へフェリーが運航されており、これで九州を脱出できます。ちなみに、臼杵港にもバスが運行されており、こちらに乗っても八幡浜へ向かうことができます。

 少しマニアックになりますが、佐賀関から三崎へ向かうフェリー(時刻表)もありますので、これに乗る手もあります。

  • 大分駅 12:38→佐賀関 14:07
  • 佐賀関港 15:00→三崎港 16:10

 ただ、これで三崎港までは行けるのですが、伊予鉄バスが今秋のダイヤ改正で三崎港発着のバスを減便した影響もあり、ここで行き詰ってしまいます。なので、三崎港へ向かうメリットは特になさそうです。

九州を西から東へ大移動! 熊本→別府 九州横断バス【夜行バス・高速バス】

 時間はかなりかかりますが、熊本から別府港まで「九州横断バス」1本で行くことも可能です。定期観光バスとして運行されているものの路線バスも兼ねていますのでこれも乗車可能です。観光地や景勝地などに立ち寄りながら運行するので、こういう変わり種もいいのではないでしょうか。

  • 熊本桜町バスターミナル 12:25→別府観光港[第三埠頭] 17:20

 なお、「九州横断バス」は由布院バスセンター止まりの区間便も運行されているので、これで由布院観光をしつつ由布院から別府へのバスで行くのもいいと思います。

大分から本州への脱出は?

 大分から本州へ出るルートもあります。竹田津港と徳山港を結ぶ「スオーナダフェリー」を使えば、以下のようにつながります。

  • 大分駅前 14:00→国東 16:19
    • 土休日は大分駅前 13:00→国東 15:19
  • 国東 17:25→竹田津港 18:15
    • 土休日は国東 16:30→竹田津港 17:20
  • 竹田津港 19:00→徳山港 21:00 スオーナダフェリー

 徳山港から徳山駅までは徒歩ですぐですし、新幹線の停車駅ですから泊まる場所に困るようなことはないでしょう。徳山から先どのように乗り継いでいくかは次回の記事に掲載します。

阿蘇から日田方面に抜ける方法も

 阿蘇から日田方面へ抜けていく方法もあります。ちょうど九州の真ん中をぶっちぎっていくルートになりますね。

  • 熊本桜町ターミナル 8:00→阿蘇駅 9:36 やまびこ号
  • 阿蘇駅 10:25→杖立 11:48
  • 杖立 12:01→日田バスターミナル 13:03
  • 日田駅 13:58→添田駅 15:30 日田彦山線BRT
  • 添田駅 16:26→後藤寺 16:55
  • 後藤寺から田川後藤寺駅まで徒歩数分
  • 田川後藤寺駅 17:24→金田駅 17:37
  • 金田駅 17:39→直方駅 18:02
  • 筑豊直方駅 18:15→黒崎駅 18:48
  • 黒崎バスセンター 19:00→小倉駅入口 19:47
  • 小倉駅新幹線口 20:40→小倉港松山行きフェリーのりば 20:45

 何時間も待つこともないため、これもルートとしては割と優れているような気がしますね。

熊本からバスで大牟田へ向かえるか?

 2日目の旅ではフェリーで島原半島へ向かっていましたが、熊本からバスで大牟田へ向かえないか検証すると以下のルートがありました。

  • 熊本桜町ターミナル 12:25→山鹿警察署入口 13:35
  • 山鹿警察署入口 14:03→うから館前 14:45
  • うから館前 15:15→大牟田駅前 15:57
  • 大牟田駅 16:23→西鉄福岡(天神) 17:24 西鉄特急
  • 博多バスターミナル 18:10→直方駅 20:09
  • 筑豊直方駅 20:35→黒崎駅 21:08
  • 黒崎バスセンター 21:30→小倉駅入口 22:19

 博多から直方へ直通するバスに乗るのがポイントで、これにより黒崎を経由して一気に小倉までたどり着けますね。黒崎から小倉へ向かうバスが夜遅くまで運行されているため実現したルートとなります。

島原鉄道で諫早に向かっていたら?

 最後に、島原鉄道で諫早へ向かっていたらどうなるかを検証していきます。結論から言えば、大回りにはなるもののバスを乗り継いでいけば博多までたどり着くことができます。

  • 諫早駅前 16:00→試験場前 16:42
  • 試験場前 16:50→彼杵本町 17:16
  • 彼杵本町 17:31→嬉野温泉(嬉野バスセンター)17:55
  • 嬉野温泉(嬉野バスセンター)18:27→中牟田 19:05
  • 中牟田 19:28→大財町 20:31
  • 大財町 20:45→西鉄久留米駅 21:48
  • 西鉄久留米駅 21:54→西鉄福岡(天神)22:24 西鉄特急

 なお、あまくさ号で天草半島を回るというのも考えられますが、鬼池港からフェリーで島原半島へ向かえますので口之津港から島原港へバスで向かった後は実ルートに収斂すると思われます。