老朽化した京成電鉄の3500形などの置き換えを目的に後継の3200形投入がスタートしましたが、早くも計画変更が行われました。投入両数は2両減っただけですが、車両投入にかかる投資額が大幅に減少しており組成組み換え可能という形ではなくなる可能性が出てきました。一体どういうことでしょうか?
久しぶりの新型車両だった3200形
早くも計画変更?
数日前に2編成目が運転を開始した3200形ですが、早くも投入計画の変更が行われるようです。京成電鉄から公表された2026年3月期中間期決算説明会資料の21ページ目を見ると3200形の導入車両数が88両、投資額は約232億円となっており、車両数が微減しただけではなく投資額が大きく引き下げられた形になっています。
3500形の後継ということで当初は先頭車+中間車の組成を受け継いだものの?乗務員などからの評判があまり良くなかったのか?はたまた車両製造費の高騰を受けて製造コストのかかる先頭車の製造を少なくして中間車を多くすることにしたのか?果たしてどちらなのでしょうね…
3200形での置き換えはどうなる?
3500形や3600形の置き換えは確実ですが、それだけでは88両は多すぎるわけで他にどの車両を置き換えるのでしょうか?
有力視されているのは元新京成の8800形のうちGTO-VVVFの車両でしょう。国土交通省が2035年までに初期のVVVF車を含めて置き換えてVVVF車統一を求める指針を出している以上従わざるを得ませんし、復刻塗装が出てくるというのは引退の近い車両あるあるですからね。
6両編成3本という少数形式となっている8900形も置き換えの対象となるでしょう。京成グループで唯一のボルスタレス台車採用形式であることや京成千葉線直通非対応が寿命を縮めることになると思われます。大規模なリニューアルを受けるなり京成千葉線への直通に対応していればもう少し話は違ったのかもしれません。
いずれにせよ、先述の8800形もろとも3200形投入に伴ってねん出された初期の3000形6両編成の転属で置き換えることが濃厚です。撮影や乗車はお早めに。






