スポンサーリンク

しなの鉄道が遂に新型車両を導入することを決断しました。これでまた115系の活躍場所が減りますね…

JR西日本グループが“鉄道専用”SNSアプリ始めました!

ニュース

しなの鉄道は31日、現在同社線で運用している「115系」車両の後継として新型車両を導入すると発表した。2019年度から8年間で計26編成(52両)を購入する計画だ。同社が新車両を導入するのは初めて。

 新型車両は総合車両製作所のステンレス車「サスティナ S23シリーズ」。JR東日本が新潟地区で運行している「E129系」に採用されている。

 初年度に通勤や観光での利用を想定した「有料ライナー」に対応する車両を3編成(6両)導入する。平日の朝夕と土休日にライナーで運用する際にはクロスシート、それ以外の通常列車で使用する際はロングシートに転換できる座席を採用する。京王電鉄の「京王ライナー」や西武鉄道の「Sトレイン」のようなイメージだという。20年3月の納車・試験運転、20年7月頃の営業運転開始を計画する。

 上田市のしなの鉄道本社で記者会見した玉木淳社長は「当初は中古車両を想定していたが50両規模を市場で調達するのは難しく、10年ぐらいで更新を繰り返すよりも新車のほうがコストが安くなる」と新車導入の狙いを説明した。115系に比べ使用電力量は半減、車両検修費は3分の2に削減できる見込みだ。

 全編成に車いす対応のトイレを設置。高齢者や外国人観光客の利便性・快適性を向上させる。ドアの開閉ボタンや自動制御式の冷暖房を装備する。一般車両はセミクロスシートの座席配置にする。

 2両編成の定員はライナー用車両が228人、一般用車両が270人。車両デザインについては今後発表する。

 115系は旧国鉄時代に製造され、主に寒冷地や山岳路線で運用された。現在、しなの鉄道の車両はすべて115系で、ほとんどが1978年製。観光列車「ろくもん」を含め59両を保有している。新型車両の導入でろくもんを除く全てを置き換える。

出典:ジョルダンニュース

115系は引退へ…

やはりJRから譲渡された115系はかなり老朽化が進んでいたのでしょうか… ここで遂に置き換えが決定されましたね。

JR西日本ではまだまだ現役ですが、東日本では既に高崎支社で配置されていた車両が全車引退し、細々と新潟支社に配置された車両が越後線、弥彦線(東三条~吉田)、信越本線(直江津~新潟)で走るのみとなっています。早めに撮影を済ませた方がよいのではないでしょうか。

211系で置き換えが行われると思われたが…

筆者としては長野方面に新車が導入され、それにより211系をねん出してJR東日本がしなの鉄道に211系を譲渡するものと思っていました。が、その可能性がなくなったということで、当分の間は長野で211系が走り続けるということになりますね。

189系の譲渡は消滅

また、新型車両導入の中で”「有料ライナー」に対応する車両を3編成(6両)導入する。”とあったので、189系の譲渡は無くなったものと思われます。

JR東日本を走る189系は残り一編成(N102)のみとなっており、予断を許さない状況です。こちらの乗車・撮影も急いだほうがよいでしょう。

まとめ

115系が引退するのは確かに悲しいですが、普段から利用する地元住民にとっては新型車両が導入されることにより利便性・快適性が向上することも事実。新型車両の登場が楽しみですね。